11月4日
文化祭
&
干し柿作り、さつまいも掘り、行儀確認会
開催レポート
①七澤清子先生のお話
文化の話
清子先生
11月3日は何の日でしょうか?
子ども
「文化の日」
清子先生
ありがとう。文化の日です。
文化について調べてみました。
文化とは。。
「人が自然の関わりや風土の中で生まれ育ち、身に着けていく立ち振る舞いや、
衣食住や生活様式、価値観、人と人との生活に関わることの全体、全て。」
日本に住んでいたら、日本の季節があって、日本の生活様式があります。
日本では靴を脱いでお家の中に入ります。
靴を脱ぐ行動、お布団で寝るのか、ベッドで寝るのかという違いもあるし、
食べ物はどういうものを食べるのか?食べるときに
どういう道具を使っていただくのか?
日本やアメリカ、いろんな国があるけど、
いろんな国同士でそれぞれの文化は変わってきます。
今日はお箸とお茶碗を使った行儀確認会を行います。
人が生活していく中で、こういう風にしたらもっと物を扱いやすくなる、
もっと処理をしやすくなるとか、包丁もそうだけど。
そういうふうに、いろんなことを自分たちの生活の中で学んでいく結果、
お作法は出来上がってきたものなんだよね。
一所懸命研ぎ澄ましていった結果、
便利な使い方や美しい立ち振る舞いが生まれてきたもの。
そういうのを全部ひっくるめて「文化」と言います。
大人になった時に、どこか世界へ行った時に
日本の文化を紹介したり、
逆に外国の人から文化を教わったり、
お互いのコミュニケーションの1つとして
文化は使っていけるんじゃないかなと思います。
それは、みんなが楽しく幸せに過ごせる事に
繋がっていると思います。
②行儀確認会
日常においての行儀のあり方を確認するワークショップが行なわれました。
今回は、お箸とお茶碗の扱い方をテーマに、
行儀のあり方を確認させていただきました。
両手と指先を使ってお茶碗とお箸を扱う事によって、心身が
自ずと整うように、無理のない作法となっていること、
併せて、「いただきます」や「ごちそうさまでした」という
感謝の気持ちを言葉で表現する事によって、
心の有り様もより明確に変わることを体験していただきました。
日常においての
物の扱い方、挨拶によって、
自然に自らの心身が整うことで、
周囲とのコミュニケーションも自ずと円滑になるということ。
それは、相手の立場を尊重する事、相手を守る事にも
繋がるということを学び合いました。
先人の知恵が自然に仕組み化され、
それは、心の備わっている文化や作法として、
現代に受け継がれていることに、あらためて気づくこと。
それは、堅苦しいものとしてではなく、
自然の理にかなったものであり、無理のない世界であるという事を
学び合う会となりました。
③鎮魂、お祓い
【鎮魂を行う時の約束】
)一つ目
玉をずっと見つ続けること
)二つ目
動かない
)三つ目
お話ししない
【印の組み方】
右手が太陽。全部の指を丸くします。
左手が月。下から印を組みます。
それをおへその下ぐらいにある丹田に置きます。
鎮魂中は、スーっと世界が鎮まり、
時が止まったかのような穏やかな時間でした。
今回、みなさんで奏上した祓詞(はらいことば)は、
【三種祓(さんしゅのはらひ)】
【身禊祓(みそぎはらひ)】
【一二三祓(ひふみのはらひ)】です。
一つ一つの祓詞は、奏上する意味があります。
【三種祓】
→先祖に感謝し、その存在を慰める祓詞
【身禊祓】
→場を整える、自身を清める祓詞
【一二三祓】
→創造への感謝を表す祓詞
みなさん元気よく祓詞を奏上して、
秋の収穫を祝い、世界の平和を祈りました。
④さつまいも掘り&焼き芋作り
収穫の秋!
さつまいもをみんなで掘りました。
いもを掘るのはなかなか大変な作業ですが、
みんなで協力して堀り切りました。
焼き芋も作りました。
自分の手で掘って作った焼き芋は、
格別の美味しさですね。
⑤百目柿収穫&干し柿作り
ふとまにの里にある
甲州百目柿を収穫し、干し柿を作りました。
収穫から柿を干すまでの全工程を、
みんなで協力して行いました。
【干し柿作りの手順】
①百目柿を収穫する。
②紐で吊るせるよう、ヘタをT字にカット。
③皮を剥く。
④ヘタに紐を結ぶ。
⑤熱湯に20秒くぐらせる。
⑥東屋に干す。
1ヶ月から1ヶ月半くらいで
美味しい干し柿が出来ます。
楽しみですね〜
⑥文化祭(創作ワーク)
芸術の秋!という事で、子どもたちに
【自分の秋】を表現していただきました。
ふとまにの里にある、落ち葉や草花、稲穂など、天然の素材も使って、それぞれの秋、ストーリーを表現していただきました。