火起こしと井戸で呼び水
火起こし
井戸で呼び水
やってみよう!
ワークショップ(1)
火打、火起こしをやってみよう!
火打ちは、お祓いの時に行いますが、食事を作ったり、暖をとるときなどの火起こしにも使用できます。
チャイルド アーツ アカデミーでは、火起こしのための「ほくち」つくりから、火起こしまで、体験することができます。
道具:火打ち石、火打ち金、ほくち、付け木
① 左手に、火打ち石とほくちを一緒に持ちます。火打ち石に火打ち金をこすりつけるように打ちつけて火花を飛ばします。
② 火花がほくちに入ると、くすぶるので、軽く息を吹きかけて火を大きくします。
③ 付け木の上に、ほくちを乗せて、火を安定させます。
④ 火をつけたいものに、火を移します。
--------- 実 践 編 ---------
ほくちは「ガマの穂」からつくります。穂を手で押しほぐすと、なんとふわふわの綿毛が飛び出してきます・・!
ほぐしたガマの穂と墨汁を混ぜ合わせて、ほくちを作っていきます。
火起こしをした火でご飯を炊いています(^^) お釜で炊いたご飯は格別の美味しさです!
揚げ物だってできちゃう!
火の神様のお働きに感謝です。
ワークショップ(2)
呼び水をやってみよう!
ふとまにの里には、井戸があります。
井戸から水を汲み上げようとすると・・・あれ?出てきません。どうしてでしょう。実は、水を出すには、まず呼び水をしなければなりません。
最近では、アニメの中でしかほとんど見ることがない井戸ですが、ふとまにの里では体験することができます。
① 何もせずに、手漕ぎポンプのハンドルを動かしても、水はでてきません。
② 手漕ぎポンプに水を入れます。これを「呼び水」と言います。
③ 「呼び水」をした後、ハンドルを数回上下させて、配管内を真空状態にします。
④ 配管内が真空状態になると、無事に水が出てきます。やった〜!
--------- 呼 び 水 っ て 何? ---------
ポンプの水が出ない時、上から別の水を入れて、配管内部から空気を抜き取り、必要な真空状態をつくりだし、水がくみ出せるようにすること。また、その水のことを言います。
水が水を呼ぶ仕組みです。
このことが転じて、比喩的に、ある事を引き出すきっかけを作るのに使うものを指すようになりました。