3月4日
ひな祭り
&
農業体験、アート教室
開催レポート
①ひな祭りワークショップ
七澤久子先生のお話
※一部抜粋したものをご紹介いたします。
【土壌と循環の話】
造園の方がおっしゃるには、腐葉土を使って、
小さな枝を束ね、穴に入れる事で
空気が通り、水が浸透するそうです。
小石を斜面に置く事で、
谷筋に水が通り苔が出来るんです。
苔が出来たら、水が成るわけですね。
一つの木の周りにいくつか山や谷を作る。
そうすると、そこにエネルギーが凝縮されて
水が下からも湧き出してくる。
土地に水があることは凄く大事なことです。
わたくしは、いつも皆さんの前で自分の体の中に
水があるから、自分の水を清めましょうねっと
言います。
まずは自分がお祓いをするんですね。
本当に循環するって大事で、清らかな水が絶えず動いている。
それが生きるってことだと思うんです。
生命が死ぬってことは、呼吸も止まるし水もとまる。
雨が降った水も土地に入って蒸気になって、
そして雲になって雪になって全部循環なんですね。
そう考えると宇宙ってすごいなっと思うんですよ。
【ご先祖様に感謝の言葉を贈ること】
祓串というのは四つあります。
父母、祖父祖母、曾祖父曾祖母。。
みんなの上には、ご先祖さまがいっぱいずーっといるんですよね。
ご先祖様に、生んでくれてありがとうございますって
手を合わせる事が本当に大事なんです。
手を合わせて、少しちょっと下げるんです。
ご先祖様含めてみなさんが何かを迎える
事になるんですよね。
二つが一つになって神様が現れるんです。
男の人と女の人のふたつが1つになって赤ちゃんが
生まれる事など全てに繋がっているんですね。
みなさんお父さんお母さんいらっしゃいますでしょう?
「ありがとう」と言ってもらえますか?
宇宙に向かって言うんですよね。
おじいちゃんおばあちゃん、ありがとう!って
自分は今生きてるんだって思うんですよね。
【ひな祭りの話】
子供たちと一緒に何かを作って、
それが子供との思い出作りだと思うんですよね。
この前、稲刈りを一緒にやりましたよね。
稲を束ねて、すごく楽しかったですよね。
思い出って心の宝なんですよね。
楽しい思い出、嬉しい思い出を
ここに積むことだと思うんですよね。
それが宝の山となる。
そういう意味で、
この雛祭りが心の宝になるように頑張ってください。
斉藤祝殿宮司のお話
今日はみんなで力を合わせ、心を込めて、神様のお供え物を一緒に作ります。
お供えした物を神様にお供えし、お父さんお母さんとご一緒にお祭りを
していく日です。
幼稚園や小学校では雛祭りがある時期でもあります。
桃の花や桃の木にも神様が自分自身をお祓いする意味が込められており、
一緒にお祭りを楽しみたいと思います。
世界中の人たちが平和に幸せに暮らせるよう、
お祭りを行います。
紙芝居
日本の神話 第一巻
【くにのはじまり】を、
七澤清子先生が読み聞かせてくれました。
古事記の中に【身禊祓(みそぎはらひ)】の象徴的な
描写があります。
黄泉(よみ)の国に行ったイザナギが自分の体を清めるため、
川に入って身を清めました。
身を清める事によって、次々と神さまが生まれました。
左の眼を洗ったときに、
太陽のように神々しい神様、
天照大神(アマテラスオオミカミ)が生まれました。
右の眼を洗うと月読命(ツクヨミ)、
鼻を洗うと須佐之男命(スサノオ)が生まれました。
自分の身の穢れを落として清めるための
お祓いが、【身禊祓(みそぎはらひ)】です。
ひな祭りで【身禊祓(みそぎはらひ)】を
奏上する時に、思い出して下さい!
お供え物を作ろう!
神様にお供えする献饌(けんせん)物を
みんなで作り、お供えしました。
献饌したお品は、
ふとまにの里の柿を使った柿ようかんと
ふとまにの里のイセヒカリです。
どう積んだらきれいに見えるのか?
考えながら作ってもらい、
火打ちの作法、献饌の作法を
一つ一つ確認しながら、神様に献饌して
いただきました。
後で感想を聞いてみると、
緊張して、胸がドキドキしましたっという
声をいただきました。
鎮魂
【鎮魂をやるときのお約束】
●一つ目
玉をずっと見つ続けること
●二つ目
動かない
●三つ目
お話ししない
【印の組み方】
右手が太陽。全部の指を丸くします。
左手が月。下から印を組みます。
それをおへその下ぐらいにある丹田に
置きます。
鎮魂が終わった後、あるお友達は、
「どっかにすっ飛んでて、終わりますって聞こえた時に、一瞬世界が青く見えた」
と聞かせてくれました。
深い鎮魂に入っていたのかもしれません。
家ではあまり鎮魂はやらないとの事でしたが、
整った場で鎮魂を実践してきた事が、
根付いているのかもしれません。
始まる前は騒いでいた子どもたちも、
始まった瞬間、スイッチが切り替わりました。
その瞬間、場が清浄な空間に変わり、
スゥーと鎮魂に入っていきました。
ひな祭りミニ祭祀
今回のひな祭りは、子どもたちにも取り組みやすいよう、
ミニ祭祀という形で行いました。
献饌(けんせん)や祝詞(のりと)の意味を
子どもたちが分かる表現で説明しながら、
祭祀を進めました。
大祓は省略しましたが、斉藤祝殿宮司から、
ひな祭りの祝詞(のりと)を奏上していただきました。
紙芝居で解説のあった【身禊祓(みそぎはらひ)】を、
大きな声で奏上しました。
②昼食、焼き芋作り
お昼は、CAA名物のカレーを食べ、
みんなで焼き芋を作りました。
春の暖かい陽射しを浴び、芝生の上で食べる
食事は最高ですね!
③じゃがいもの植え付け 農業体験
じゃがいもの種いもを植え付けました。
実験で、1つの畝には、種いもにじゃがいもが美味しくなった、
美味しくなるイメージの絵を描いて、植えてみました。
言霊によって、生育に違いが出るのか?
観察してみましょう!
④井坂健一郎先生のアート教室
ひな祭りの菱餅にちなんで、
身近にあるひし形を、自由に表現していただきました。
子どもの創造力、独創性は、
大人の想像以上にクリエイティブで、
奇想天外なものでした。
みんなそれぞれの感性で、
素晴らしい作品を作ってくれました。
⑤フリータイム
年齢も性別も関係なく、
子どもたちは自由に遊びを生み出して、
楽しんでいたのが印象的です。
フリータイムの時間は、
毎回設けたいと考えておりますので、
思いっきり遊んでください!