1月7
七草御粥神事
&
和語歌、すごろく
開催レポート

七草御粥神事

斉藤祝殿宮司のお話


※お話の一部を抜粋


鏡餅は知っていますか?

お餅を重ねたものをお家でお祀りします。

お正月にお餅をお供えした後に、みんなでお餅をいただきます。


お餅を食べ過ぎたり、お腹をお休みさせる
意味でも、今日はみんなで野菜の入った
七草粥をいただくことになります。


七草粥を食べて、優しくお腹を整えて、

本年も健康に過ごしましょうという意味も
ございます。


みんなで七草粥をいただきながら、感謝の心も湧いてくると思います。


お粥をいただく時に、最初に湯気が出ます。

最初に神様にその湯気をいただいて
もらって、それからご家族、みんなが
改めていただきますとします。


ご先祖の方々とご一緒に感謝していただくという意味があります。

さらに、ご家族の方々、みんなのお友達や
皆さまが、健康にそして幸せに暮らして
いきましょうとお祭りを通して
お祝いをする日でもございます。


今日は、みんなでお粥を一緒にいただき
ながら、周りの家族の方々、世界中の方々、
みなさん一緒に互いに感謝し合って今年も
良い年にしていく事、仲良く暮らしていく
事を確かめる一日にしていきましょう!

七草を学ぶ

七草に触れる


七草を1種類づつ見て触って、
においをかぎ、七草を感じました。

七草の歌の意味


【七草の歌】

七草なずな 唐土の鳥が 

日本の国に 渡らぬ先に

ストトントントン ストトントントン


外国から攻め入られたときに、日本の宝を
取られないように、守りましょうね!
という意味があります。


日本の宝とは何か?


日本の言葉、言霊です。


この言霊という日本の宝物をしっかりと
みんなで残して守りましょうね!
という意味が込められています。


外国から攻め入れられたときに、

その国が実質的に取られてしまうのは
何かというと、言葉を取られてしまう事です。


例えば日本だったら、日本の伝統文化を
ずっと引き継いでいく日本語を取られて
しまい、外国語をみんなで話す事ですね。


言葉を取られてしまったときが侵略ってことになるのです。


七草御粥神事は、七草の歌をみんなで歌い、

日本の宝である、言霊を守るお祭りです。

◆言霊から見た七草それぞれの意味


せり

いろんなものを並べて、その中から選んで
いく役割です。

あかさたなはまやらわっと50音があって、
その50音からどの言葉をどの位置に
配置するかを選んでいます。


なずな

選んだ言葉に対して名付けるという
意味です。

例:あなたは花ですよと名付ける。


ごぎょう

別名:母子草

言葉を母音と子音に分ける働きがあります。


はこべら

それぞれの母音と子音を、
運ぶ役割があります。


ほとけのざ

別名:平子(たびらこ)

運ばれた母音と子音をきれいに平にする役割があります。

母音と子音を上手く合わせて、一つの言葉にしていきます。


例:「NとA」を合わせる事で、
「な」になります。

母音と子音をなだらかに平にしてあげる
ところから、平子(たびらこ)と
言われています。


すずな

鈴の根という意味が込められていて、

それぞれがしっかりとした名前のついた

音にかえっていきます。


すずしろ

 すずなが名前のついた音にする事で、
五十音がピッタリと揃いました。

その周りを、垣根として、すずしろ、
城で守る事で、五十音のあいうえおが

並び、完成します。


この五十音の並びが日本の宝である言霊を
守る意味があります。

祓詞(はらひのことば)の解説

身禊祓(みそぎはらひ)

自分を清める事


黄泉の国から帰ったイザナギが

穢れを祓うために川で身禊祓をしました。


大祓は外の全ての物を清めます。

穢れ(けがれ)ている汚れが全部清まって、

平安清明(へいあんせいめい)になります。


最初に、とほかみえみため

三種祓(さんしゅのはらひ)を言います。

次に身禊祓(みそぎはらひ)を言います。

そして、大祓を言います。

大祓の後に一二三祓(ひふみのはらひ)、

最後に、とほかみえみためを三回言って終わりです。


大祓の一文解説

豊葦原の水穂の国(とよあしはらのみずほのくに)
とは、日本の別名です。


これは葦(あし)が稲穂も含めて、
たわわに実っているお米をイメージして、
たわわに実ったお米が、黄金色に

光っている豊かな日本の国という事です。


日本のことが書いてあるんだなっとイメージしてください。

鎮魂

【鎮魂をやるときのお約束】

一つ目
玉をずっと見つ続けること

二つ目

動かない

三つ目

お話ししない


【印の組み方】
右手が太陽。全部の指を丸くします。
左手が月。下から印を組みます。

それをおへその下ぐらいにある丹田に

置きます。


始まった瞬間にピタッと鎮魂されて、
場が変わった感覚がありました。


みんなで意識を一つに合わせる事で、
空間が変わる体験が出来ました。

七草御粥神事祭

チャイルドアーツのお友達は、第二祝殿から電子祝殿の中継を見ながらの参加ですが、

祭祀の緊張感、厳かな雰囲気は、伝わったようです。


斉藤祝殿宮司が祝詞(のりと)を奏上し、
七草御粥神事の儀では、包丁でトントンと
まな板を叩くリズムに乗って、みんなで
七草の歌を歌いました。


今回も、稀代の刀匠・伊藤重光氏※1が製作した究極の道具「隕鉄の包丁(寶調)※2」を使用いたしました。

※1 伊藤重光氏・・・登録された刀剣だけでも500口、製作した刀は1500口、

第72代 横綱稀勢の里(荒磯親方)の太刀(隕鉄100%)を製作する。


※2 隕鉄の寶調・・・地球の原始の姿ともいえる、原始太陽系の情報を記憶する

隕鉄(鉄成分を多く含む隕石)。

その極めて貴重な素材を稀代の刀匠・伊藤重光氏が鍛え上げた究極の道具
【寶調】は、本物のエネルギーを調えるという大切な役割にちなんで名付けられた。

昼食、焼き芋作り

お昼は、七草御粥神事で献饌した七草粥を
みんなでいただきました。素朴な味わいが
身体に優しく染み渡ります。

ふとまにの里で収穫したさつまいもに

新聞紙をくるみ、霧吹きで水をかけ
濡らします。


まんべんなく全体をびしょびしょになる
くらい濡らした後、アルミホイルで
ぐるぐるにします。

釜に放り込み、蒸らして出来上がり!


甘くてほくほくの焼き芋が出来ました!

和語歌

〜和語歌(わごうた)〜

「和語歌」とは、前代表 七澤賢治が、その時に思ったことや感じたことなどを
素直に言葉で表現するものとして考案いたしました。

今年の抱負、年末年始に感じた事、自然を見て感じた事など、

みんな想い想いに感じた事を、俳句や詩で
表現し、発表しました。


子供の感受性、創造性は、意外性に富み、

みんなで笑い合いながら、和語歌を楽しみました。

すごろく

身近にある資材を使って、芝生にすごろくを

作って遊びました。


マス目には、各々面白いお題を設置
しました。

罰ゲーム風なお題あり、ラッキーなお題
あり、それぞれのお題をクリアしながら、

みんなですごろくを楽しみました。


遊びは、創意工夫次第でなんでも作れますね。

⑤七澤久子先生のお話

※お話の一部を抜粋


七草御粥神事は、伊勢神宮含め宮中では、

江戸時代からずっと引き継いで

行われています。


白川学館という形で七澤前代表が2000年
から世に広める為に、20年かけて
システム化しました。みなさんに、同時共時に

同じものが見える配信になりました。


七澤前代表が残した器の教えが
今ここにあります。

その教えが、子ども、孫、みなさんのお子さんへと続いていく。


令和5年1月7日に集まって、
この地で焼き芋を食べながら、

みんなで体験する事は、とても大事な経験です。


この心(御魂)が感激しています。


親子と共に行った事は、宝になります。

喜ぶことが宝だと思います。


今感じている空気感、みんなの喜ぶ姿、
美味しかった食べ物、お粥、それが本当に
走馬灯のように思い出されるでしょう。


一つずつの積み重ねで、
ローマは一日にして成らずのように、

一歩ずつ積み重なるのです。


江戸時代から行っている七草御粥神事に、

みんなが参加して七草粥を食べた事が
お腹に染み渡り、心にも残ります。


自分の御魂が喜ぶ経験を、私の口を通して、
私の体を通して、みんなに伝えられれば
良いなと思います。


今日は良かった、楽しかったっと、

みんなで語り合って寝るのが一番かなと思います。