11月5日
干し柿
&
脱穀体験
開催レポート
①鎮魂、お祓い
【鎮魂をやるときのお約束】
一つ目
玉をずっと見つ続けること
二つ目
動かない
三つ目
お話ししない
【印の組み方】
右手が太陽。全部の指を丸くします。
左手が月。下から印を組みます。
それをおへその下ぐらいにある丹田に
置きます。
みんなと一緒に鎮魂とお祓いを
するのは、月に1回です。
続けることで、いつの間にか
暗唱して祓詞を奏上することが
出来ました。
みんな大きな声でお祓いを
奏上していました。
鎮魂も続ける事で、
最近はピタッとスイッチ
が変わり、
しっかり集中して鎮魂ができるように
なりました。
改めて続けることの大切さ、
子供の成長の早さを感じました。
②各先生のお話
■七澤久子先生のお話を抜粋
【挨拶について】
皆さんおはようございます、と
下を向いて言ってみてくださいますか?
今度は上を向いて言ってください。
鼻を上に向けておはようございます!
どうですか?
猫のポーズでおはようございますと
言うのと、ワンちゃんポーズで
おはようございますと
言うのでは全然違う。
姿勢を正して上を向いておはようございます
と言うと、全然違うんです。
気持ちいいですよね。
【甲府放送児童劇団と親子で頑張ること】
この建物は、甲府放送児童劇団の練習場だっ
たんです。七澤清子、七澤真樹子も劇団員
だったんですね。
東公民館でいつも練習していたんですよ。
七澤前代表が、練習会場が無いので、
会場を提供しましょうということで、祝殿の
前の場所を改造しまして、甲府放送児童劇団
の練習場になったんです。
どんどん劇団員が増えまして、とうとう、
ここの会場(第二祝殿がある建物)が、
甲府放送児童劇団の練習場になって
いたんです。
甲府放送児童劇団の舞台裏は
家族が作り上げるのです。
お父様お母様が舞台装置を作って、
そしてアナウンスもお母様なんです。
その子供たちとの関係、
お父さんとお母さんも頑張るときの関係、
それは、一日を感動する日にすると
いうことなんです。
皆さんここに来てもらったこの体験は、
この経験は絶対に忘れないんですよ。
この感動っていうのは、親御さん共々やる
っていうことがとても大事で、
それがこの甲府放送児童劇団の印です。
だから子供たちが楽しむ姿を親が見れる。
それでカーテンコールじゃないですが、
じゃあ今終わりまして拍手するじゃない
ですか。とても楽しかったです。
子供たちが喜ぶ姿を親御さんも喜ぶ。
そして、親が喜んでる顔を子供たちにも
見せる。同時共時が感動なんですよね。
【コンセプトのお話】
私は27歳で歯科医院を開業しました。
患者様を自宅に迎え入れるような
アットホームな歯科医院を作る。
これがコンセプトです。
だからCAAも皆さんと共にここで
何をするかと言うと子供と共に感動する。
それがコンセプトなんじゃないかなと
思うんですよね。
【第二祝殿から空を望む】
ここから空を見てくれますか?
空を見て、すごいでしょう?
これ、パノラマです。
石和の花火大会もここから見れるんですよ。
空は全ての人に平等に広がっていますし、
この方向から富士山が見えます。
本当にこの三階からは、
全て自分の空間です。
だから今日ここで三階の光景を自分の目に焼
き付けて、心にも焼き付けているのがいいか
なと思っています。
【一粒万倍(いちりゅうまんばい)】
私思うんですけれども、感動ってね一期一会
なんですよね。
一粒万倍(いちりゅうまんばい)。
一つの稲の中にいっぱいお米がありますね。
一つの籾が万倍になる。
ひとつひとつ二十年三十年。
すごいこと。
今日ここに集まったみんな稲が膨らんで、
楽しい思い出を、子供たちがみんなで
今日のイベントも一粒万倍になるように、
これでみんな幸せになれるんだ。
【ありがとうは教科書だ!】
今日は一日よかった楽しかった!
って言ってごらん。
(みなさんひとりひとりに
発表してもらいました)
今日は一日楽しかった!
今日はよかった!
かかしを清めてよかった!
おかあさんありがとう!
今日はよかった!
今日は空が見えてよかった!
飯盒炊さんのご飯がおいしかった!
参加できたことが良かった!
みんなと力を合わせてよかった!
みんなの笑顔が見れてよかった!
触れ合うことが大事!
ありがとうは教科書だ!って武田双雲さんが
言ってます。ありがとう!って
素晴らしいです。
今日一日ありがとう!
◾️七澤清子CAA校長のお話を抜粋
【同じ人はいない】
第二祝殿から外を見ながら。。
紅葉が秋の景色を彩ります。みんなは、何色
の葉っぱが見えますか?心の中で葉っぱの色
を決めて下さい。決めたら戻って座って
下さい。
葉っぱの色、何色かな?。
子どもたち
オレンジ、黄色、緑、赤、橙色。。。
何色って聞いたんだけど、
みんな葉っぱの色違ったでしょう?
秋っていろんな色があるんだけど、
私たち人間も一緒で、誰も同じ
人っていないのね。
みんな人間だけど考え方も違ったり、
いろんな人がいるんだよっていうのを、
みんな分かってくれているんだと思うんだ。
【水とピンポン玉の話】
これから鎮魂をやっていくんだけど、
どうやって鎮魂したらいいかな?
鎮魂してるとね、なんか集中できなかったり
するの。全然集中できなくてもいいの。
集中できてない自分に気付くのが大事だよっ
てお話を、前に話しました。
(水とピンポン玉を入れたお皿を指差して)
ここにお水があります。
このお水はみんなの心の中にあるきれいな湖
だと思って下さい。この湖今きれいな状態
だけど、こうして手で水をかき混ぜると
ピンポン玉がくるくるくるってなります。
この水が静かになっていくと、
ピンポン玉は、そのままそこにいてくれる
んだけど、みんなの心もこのきれいな湖。
みんなが例えばいやなこと言われたりとか、
すごく悲しいことを経験したりとか、
いろんな水が動くの。
ジャバジャバジャバってなってる。
心の水を静かにして、そこにこの
ピンポン玉がスーって浮かぶような状態を
作ってあげるのが鎮魂です。
前回言ったのは集中できない自分に気付けれ
ばいいんだよ。集中ってわかる?一つのもの
に意識を向けるんだね。
このジャバジャバジャバジャバってなってる
私の心が、今ジャバジャバしてたんだな
とか、私の心はいまチャプチャプはじけてるんだな
ってことを気付けることが大事。
みんなの心もいろんな気持ちがあるんだよっ
てこと。葉っぱの色と同じようにみんなの心
もその時その時で違うから、
自分は今どう思っているのか、他の人はいま
どんな気持ちか、くみ取れることもとても大
事かなと思います。
■斉藤祝殿宮司のお話を抜粋
本日もみんなで協力しあって助け合う中で、
一緒に体験をしていきたいと思います。
【脱穀、籾摺り体験】
前回は、稲刈りが済みまして、稲穂を
ぶら下げてお日様に当たりながら栄養
たっぷりのお米として収穫できるように、
「はざかけ」を行いました。そして今日は
脱穀と籾摺りをやります。みんながお家で、
お父さんお母さんと一緒にご飯をいただく
時の白いご飯の前段階の作業ですね。
そこで実際に体験してもらって、お茶碗の中
の白いご飯が出来上がるんだというところを
改めてみんなそれぞれに気付いていただけれ
ばと思います。
【案山子(かかし)のお話】
案山子(かかし)って知ってますか?
へのへのもへじ、ってあると思うけど、絵本
とかテレビで出てくるかもしれないけれども、
この案山子、ふとまにの里にもあります。
しばらく洋服も変えないで、だいぶ頑張って
いただいて、ふとまにの里をずっとお守りし
ていただいたんだけれども、ひとたびお休み
下さいということでお祓いと鎮魂をさせて
いただきます。
来年のお田植えをした後に、改めて新しく
生まれ変わった案山子としてですね、
お役目を果たしていただきます。
その一つの節目として、これまでふとまにの
里や畑、皆さんをお守りくださってどうも
ありがとうございますって感謝をさせて
いただく中で、皆さんとご一緒に、お祓いと
鎮魂もさせていただきます。
【干し柿作り】
そして干し柿って食べたことありますか?
ふとまにの里の干し柿は、本当にこれお砂糖
が入ってるんじゃないの?
ってくらい自然な甘さの干し柿でございます。
その干し柿をつくるための前の作業をみんな
で体験してみたいと思います。
直接自分でやってみて気付く事がありますの
で、本日のテーマとしてみんなで行って
まいりましょう。
③かかし祓い清め
ふとまにの里のかかしの中には、
久延古毘神(くえびこのかみ)という
神様が納められています。
久延古毘神というのは
万物を見守ってくれる神様で、
田んぼはもちろんのこと、
ふとまにの里、そして地域を見守って
くれる神様です。
このかかしは、老朽化もあり、
先月稲刈りと脱穀を行いましたので、
一つの役割を終えたということで、
祓い清めをして、これからお焚き上げを
して、大地に帰っていただきます。
来年またお田植をした際には、新しいかかし
として役割を担っていただきます。
かかしを撤去する前に、斉藤祝殿宮司に
火打ちと六種鎮魂をやっていただきました。
稲が無事に収穫できたこと、お野菜や
秋の収穫物が無事に収穫できたこと、
ふとまにの里も存在して、地域も安定し、
全ての物事に感謝して、かかしをみんなで
撤去させていただきました。
④飯盒炊さん
飯盒炊さんは、直火でお米を炊くことに
よって、木火土金水、五行を感じることが
できるワークショップです。
火加減を見たり、炊き加減を音で測ったり、
飯盒を扱うときに、火の温もりを感じること
もできる。
お米が炊けて蓋を開けたときに、
湯気がふわっと出て、
それを美味しくいただく。
五行と五感をフル体験する
ワークショップです。
直火で炊いたということもありますし、
やはり自分で炊いたお米が一番美味しい
ので、子供たちも飯盒のまま、本当に
美味しそうに食べていたのが印象的でした。
⑤干し柿作り
ふとまにの里では甲州百目柿という
渋柿を栽培しています。
渋柿なので、そのまま食べると
渋くて食べられないので、干し柿にします。
収穫した干し柿の皮を剥き、ヘタに紐を
結び、お湯で消毒をして東屋にかけるという
シンプルな工程です。
この渋柿が、干すことによって天日と
寒風にさらされ、渋みが抜け、濃厚な
甘みのある干し柿ができます。
干し柿作りの体験を通して、
自然の力によって、美味しい甘柿が
できることを体感していただきました。
⑥脱穀、籾摺り体験
脱穀と籾摺りを、ボールとざるを使って、
手作業で体験しました。
ボールをひっくり返して板に押し付けた状態
で、稲穂を引っ張り脱穀をします。
脱穀した籾をざるとボールの中に入れて、
ソフトボールでざるの面と合わせ、
グリグリやることによって、籾の皮が剥け、
玄米になります。
実際にやってみると、籾摺りは
本当にものすごい手間がかかるんですね。
お茶碗一杯で三千粒くらいありますが、
それを手作業で籾摺りするというのは、
何時間もかかる大変な作業です。
昔の人は、簡素な道具を使って、脱穀と
籾摺りをしてご飯を食べていました。
お米を育てる過程も大変ですが、
収穫した後も色んな人の手によって、
苦労をしてやっとご飯がいただける
ということを子供たちに体験して
いただきたく、脱穀、籾摺り体験を
行いました。
少しでも自然や人への感謝の気持ちを
持っていただけたらと思います。