稲刈りレポート

イセヒカリの稲刈りをしました。

今年6月の御田植え祭で植えましたイセヒカリの稲刈りをいたしまたので、ご報告いたします。
例年ですと、CAAの参加者の方々と、この収穫の喜びというものを共有して、味わうということなんですが、今年は社会情勢もありまして、関係者のみで執り行わさせていただきました。
当時の様子や改めてお米の大切さをお伝えしていますので、ぜひ、最後までご覧ください。

お米の役割

お米は、白川のおみちを学んでいくにあたり、非常に大事な役割を持つものであります。
お米の種まきから、お田植え、稲刈り、そして新嘗祭に献饌させていくという一連の流れを通して、
自然のお働きを体感するというものであります。


「初穂刈り(はつほがり)」とは

ふとまにの里には、2枚の田んぼがありまして、うるち米の「イセヒカリ」と、もち米の「きぬはなもち」という田んぼがあります。
今回は、イセヒカリの収穫をさせていただきました。

収穫の前に斉藤祝殿宮司から、「初穂刈り」という神事を行っていただきました。

初めて収穫する稲穂を神様に献饌するということで、実際に田んぼに鎌を入れていただき、稲穂を刈って、そしてそれをひもで結んで稲架(はざ)掛けに掛けると。

刈った稲穂をひもで結ぶ事で、結びの働きと統合する働きを表しています。

その象徴として、初穂刈りという神事を斉藤祝殿宮司に行っていただきました。

稲刈りを終えての感想

七澤久子先生からお話がありまして、特に印象的だったのは、田んぼというものは、日本の原風景であると。

そしてその原風景というものを、しっかりと残して受け継いで、後世に伝えていくことが非常に大事なことであるという、お話をいただきました。

稲刈りは、全て手作業で行いまして、鎌で稲を刈って、その刈った稲穂を麻ひもで結び、籾を乾燥させるために稲架掛け台に掛けるという、そういった一連の作業だったんですが、暑い中だったんですけども、本当に皆さんのお力がなくして収穫はできなかったと思います。

ありがとうございます。

稲刈り中は、皆さん黙々と作業をされていました。

終わった後、清々しい表情でやり終えた達成感、安堵感をシェアされて、この時間を共有出来て良かったと思います。

来年は是非、CAAの参加者の方々ともこの時間を共有して、一緒に稲刈りが出来たらと思います。

この収穫したお米なんですけども、まだこれから籾を乾燥させて、脱穀をして、そして籾すり(もみすり)、精米を経て、新嘗祭に献饌させていただくという、まだそういった残りの行程が残っております。

こちらもぬかりなく進めて、新嘗祭(にいなめさい)でしっかり献饌させていただいて、今年1年の五穀豊穣をお祝いし、自然のお働きに感謝し、そして来年の豊穣も予祝できるよう、進めていきたいと思います。

どうもありがとうございました。